依存する人、される人。
「依存させない」「自分と生きる」がモットーの天女セッションが大変好評をいただいている私ですが、最近and me.というブランドプロデュースを始めて『依存関係』に関して気が付いたことがあるのでシェアいたします。

確かにこの世には<依存体質>と呼ばれる
ダレかに主導権を握って人生設計をしてもらうことに居心地の良さを感じる人がいます。
(あえて、他人のルールの中で生きようとする人々。
人生を失敗しても自分の責任にはならないから楽なので、
新興宗教にハマったり、セミナージプシーなどに多く見られる人種。)
しかし、ソレとは別に
「依存体質ではない」にも関わらず、
自分では物事を決められずに<全て指示待ち人間>も
存在することを複数のスタッフと関わらせて頂いて知りました。
正直、スタッフの中にそのような方がいるとじわじわとストレスを感じてしまう私です。
いちいち細かな指示出しを繰り返すよりも自分で動いた方がスピード感もありますし、余計な労力や精神力を削がれずにいられるので、つい率先して自分が動いてしまうのです。
他人にイライラするストレスより、膨大な仕事量を選択していました。
(ちなみに、and me.の売り上げに関わる私の報酬は0円です。)
そんな内情でしたので、側で見ていた経営者である知人の方々には「優秀なスタッフとだけ仕事をした方がいい」と何度も助言を受けるほどでした。
でも、私の中に捨てきれない疑問があったのですぐにそうすることは出来なかったのです。
それは『どうしてやりたいことなのに自分で動かないのだろう…?』という素朴な疑問。
なので、その真実を探るためここ数ヶ月間黙々と仕事をこなしながらスタッフの様子を身守ることにしていました。
私と話をした直後は皆さん積極的な働きをしてくださるのですが、それが2〜3日も経つとまた動きが停滞してくるのです。その繰り返し・・・。
細かなミーティングを重ねながら、疲れと違和感を感じた頃にふと思ったのです。
「これはその人の特質や本質とは違うナニカに理由があるような。」
そんな確信にも近い思いが湧いたので、
8月初旬に一度チームを解散してみました!!!

解散してわかったのは、
『環境』が依存を生む場合があるということ。
今チームは解散しましたが、
それぞれの職人さんとは個人的に連絡を取り合い作業を進めています。
その結果、何がどう変わったか?というと、
なんと人が変わったかのように本来の<自主性>が発揮され始めたのです。
一人一人が自分で考え、ソレを伝えることが出来始めてきました。
具体的な行動戦略まで立てられるようになり、実際に商品も売れ始めたのです。
日本人の多くは、人数が多くなればなるほど自分の意見を言わなくなったり、
自分が率先して動くということを避ける傾向にあるようなのです。
(批判を恐れてリーダーシップを発揮しようとしない。)
なので、大人数であればあるほど動きがどうしても鈍くなってしまう…
なかなか物事がうまい具合に進まないのでダレてしまう…
そんな悪循環が私のチームにも起こっていたようです。
コレは自主性を重んじるばかりに「仕事のマニュアル化」を行っていなかった私の責任でもあるのですが。本来『好き』を突き詰めると、自然と行動に繋がるものだと思います。
実際それぞれ個々の連絡を取るように切り替えたら、まさにその通りで。
一人一人に責任感が生まれて結果にコミットするようになっただけでなく
「人にどう思われてもいい」と、発信にも熱が入るようになりました。
そう、この場合「壁」になっていたものは・・・
『どう見られるか?』という仲間内に対しての意識だったのです。
わたし、衝撃でしたよね・・・。
「お客様にどう見られるか?」を気にするのなら商売人としてわかりますが
まさかのチームスタッフ内での探り合いだったとは。
悪意なく話を捉える天女に対しては其々どんなことも言えるらしく、個々で連絡を取り合うようになるとアイデアも豊富。スムーズに仕事が進み、活発に行動されています。
これって職場だけでなく、
家族間・恋人間・友人間でもあり得る話だと思うのです。
居場所への依存。
ナニカに、誰かに依存していると感じるとき、
一度その『環境』を疑ってみて下さい。
例えば、
心の勉強をしているつもりが
そのコミュニティーの人間の顔色を疑っていたり。
メンタルヘルスのために通っているヨガ教室で
教本通り・師匠のようにならなきゃとガチガチになっていたり。
ラクな育児・素敵なママになるための会で、
そこで発信されている教育論に沿った行動ばかり意識したり。
その場所に対して執着していないか?
居場所を求めるとき、自分らしさを発揮出来ているのか?
本来の自分と違うものを目指す時に感じる違和感を見逃さないように。
誰かの中に正解を探して、自分の力を押し殺してはいませんか?
依存・執着心を手放すことで、もっともっと自分らしく輝ける。
チームにいてもそれさえ意識できれば力は発揮できるはずです。 集中すべきは自分自身。
そして、それができる人とだから対等に接することができる。
そういう人と関わって生きていきたいと思うのでした。
天女。